【案件応募編】ライター必見!ライティングで他のライターと差別化して効率良く稼ぐポイントを徹底解説
ランサーズやクラウドワークスに代表されるクラウドソーシングではブログなどの記事のライティングの案件がたくさん募集されています。
会社員で副業をしたいという方や、子育て中で外で仕事をするのが難しいという主婦の方にとっては、在宅で好きな時間にできるクラウドソーシングなどのライティングの案件は良い選択肢だと思います。
しかしながら、クラウドソーシングのライティング案件に取り組むにあたり、以下の問題に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
- 単価が安い(1文字辺りの単価が1円以下のものが多数募集されている)
- 案件に応募しても、なかなか採用されない(不採用連絡すらもらえないこともざらにあると聞きます)
- 採用されても1件記事を書いた後は、また新たに案件に応募しなければならず、収入を安定させられない
現在クラウドソーシングでは、案件の数に対してライターの方の数の方が多いため、このような状況となっています。
そこで単価を上げ、採用率を上げ、継続して案件を獲得するために必要になるのが、クライアントに「この人は他のライターさんと違うな」と思ってもらうこと。
要するに「他のライターと差別化する」ということです。
具体的にどうすれば良いのか?
実際にクラウドソーシングでライターさんに記事の作成を依頼している弊社の立場から、数回に分けて以下の内容を解説していきます。
- 案件応募の仕方
- 記事の書き方
今回は案件応募の仕方について、採用されやすくなるためのポイントを解説していきます。
目次
コピペの文章で応募をしない
弊社の事例なのですが、弊社ではWordPressやホームページ制作に関する記事の執筆を募集していました。
その際の応募者の中に、過去の実績としてクレジットカードの記事を書いてSEOで1位になりました、というようなことを書いていた方がいらっしゃいました。
クレジットカードの知識が、WordPressやホームページ制作に関する記事執筆に活かせるでしょうか?
残念ながらほとんど関係ないでしょう。応募文の中に該当記事のURLも書かれていたのですが、応募者が多数いる場合にクライアントはわざわざ見てくれる可能性は非常に低いでしょう。
あと、SEOで1位という実績は正直あまりあてにしていません。
なぜなら、SEOで1位になれたのは
- そのサイトのドメインパワーが強かったから
- クライアントが記事を書き直した部分が評価されたから
といった要因が大きい可能性があるためです。
書かないよりは書いた方が良いですが、あまりそこを評価してもらうことに期待しない方が良いでしょう。
ただし、ライターさん自身の個人ブログでSEOで1位という実績なら話は別です。
その場合は、ご自身の力のみで出した実績なのでアピールするべきでしょう。
応募文の自己紹介は簡潔にポイントを押さえて
実際にクライアントの立場で募集をしていると、稀にこれまでの自分の経歴について長々と書いている方がいらっしゃいます。
とある方は、出身や生い立ちから始まり、学歴や職歴まで長文でとても細かく書かれていました・・・
上記は極端な例ですが、クライアントはライターさんが質の高い記事をきちんと書いてくれるかを気にしているわけで、基本的にライターさんの出身や生い立ちには興味はありません。
経歴に関しても、記事と関連する内容のみにするべきでしょう。(例えば、留学の記事執筆の募集であれば、学生時代1年留学していたなど)
応募者が多数いる場合、長文のメッセージを読むだけでもクライアントは手間がかかります。
なるべく短く、クライアントに魅力を感じてもらえる文章を心がけましょう。
募集文をちゃんと読んで応募文を作る
そもそもクライアントの募集文をきちんと読みましょう。
募集文の中に記事を掲載するサイトのURLが書かれているなら、どういうサイトなのかサイトを閲覧して1度は確認しましょう。
弊社がクラウドワークスで募集した際には、当サイトのURLを募集文に掲載しており、1日で10人ほどの応募があったのですが、クラウドワークスから当サイトへのアクセスは1人しかなかったということがありました。
※どこを経由してのアクセスかはGoogleアナリティクスを設置しているサイトであれば、簡単に確認することができます。
そして応募者の方の応募文を見てみると、1人だけは当サイトの内容を見てくださったと感じる方がいたのですが、残りの方は「どの案件にもこの文章を送っているんだろうな」と感じる文章でしたので、そういった方は早々に不採用とさせて頂きました。
記事を掲載するサイトが確認できた場合、
「貴サイトを拝見しました。私の場合XXXをした経験がありますので、その経験を活かして詳しい内容の記事を書くことが可能です。今回募集されている○○○についての記事以外にも、△△△のような記事を今後掲載予定でしたらそちらの記事も執筆可能です。」
といった内容を応募文に盛り込みましょう。
サイトを見ての感想なども添えればより良いです。
弊社の事例の通り、募集文をきちんと読んで応募する方が少ないわけなので、募集文をきちんと読んでいるというだけでクライアントからすれば印象に残りやすいです。
募集文をきちんと読めば、応募文がどの案件に対しても同じコピペの文章になるということはありえないはずです。
応募しても採用される確率は低いのだから、1件1件募集の文章を読んで、応募文を作っていられないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1件1件募集の文章を読まずにコピペの応募文を送っているから採用される確率が低いのではないでしょうか?
募集金額に幅がある場合、上限で希望を出さない
クラウドソーシングでは単価が4,000~8,000円などと幅を持たせて募集しているケースがあります。
このような案件に最初の応募時から上限の金額を希望で応募するのはやめた方が良いです。
というのも、クライアントにとってこの上限の金額というのは「よほどスキルがあり、信用できそうな人であれば出しても良いかな」と思う金額だからです。
しかしながら、実際に募集をすると応募者の8〜9割はこの上限の金額を希望して応募してきます。
よほど応募文だけで他の応募者よりクライアントの印象に残れる自信があれば別ですが、現実的には印象に残らない応募文で上限単価を希望する方はお断りされるか返事すらもらえないケースが大半だと思います。
まずはクライアントの目に止まらないことには始まりません。
なので最初の応募時には中間くらいの金額くらいで応募してみましょう。
逆に、最低金額で応募するのも以下の理由からオススメしません。
- クライアントからすれば、「この人自信がないのかな?ちゃんとした記事を書いてくれるのだろうか・・・?」などという印象を持たれてかねない
- ライターさんからしても、自分の安売りになってしまいますので気持ちの良いものでもなく、モチベーションも上がりづらい
中間くらいの金額では安すぎて引き受けたくない、というのであればそもそもその案件には応募をせず、他の案件を当たった方が良いでしょう。
前述した通り、大半の応募者は上限金額で応募してくるのですから、中間くらいの金額くらいで応募するだけでも、他の応募者と差別化することができます。
そもそもクラウドソーシングで募集しているクライアントは、なぜクラウドソーシングでライターさんを探しているかと言うと、
- 安く済ませたいから
- ライターを探すツテがないから
などという理由からです。
ライターさんを探す際、正社員を雇用したり、信用できる会社に外注してクオリティを担保できるのであれば、その方がいいわけなのですが、現実的にはそのようにするには、
- 予算が足りなくなる
- 正社員だと一度雇用したら簡単に解雇できないし、募集をするにも求人サイトなどへの掲載費などの費用がかかる
という点が障害になります。
クラウドソーシングで募集して記事を書いてもらうというのはこの辺のネックを解消できる一方、期限を守ってもらえなかったり、価格に見合わないクオリティの記事を納品されるというリスクが生じます。
実際に弊社の案件でも、引き受けていただき、10日後に納品して頂く約束になっていたのに、2、3日して「一身上の都合により本契約をキャンセルさせて欲しい」と言われたケースがありました。
仕方がないので、キャンセルを承諾しましたが、本来の会社間の取引であれば損害賠償ものです。
クラウドソーシングの規約上、そのような場合に損害賠償請求できる規定はないので、こちらとしてはどうしようもありませんが。
逆にライターさんに考えて頂きたいのですが、発注してもらって8割方記事を書いていたにも関わらず、納品日直前でクライアントから「社内の都合」などという理由で契約をキャンセルしたいと言われたらどうでしょうか?
既に作業時間をかけているのだから、お金払って欲しいと思いますよね?
ふざけるな!と思いませんか?
我々クライアントからすれば、それと同じような気持ちになっているのですが、そのライターさんに文句を言ったところで解決できるわけでもないので、仕方なく穏便に済ませて別の対応(他の人を探すなど)をしているケースが大半なのです。
このようなライターさんは全体の一部ではありますが、存在します。
クライアントからすれば、そういったライターさんもいるというリスクがある以上、単価を下げることでリスクヘッジをしなければならず、結果ライターさんの単価が安くなっているというわけです。
厳しいことを言えば、そういった自分勝手な都合でキャンセルをしたことのあるライターさんは、クラウドソーシング全体の単価相場を下げ、他のライターさん、最終的には自分自身の単価を下げているということを肝に命じた方が良いと思います。
ただ、我々発注者の中には、過度に安い金額で発注しようとする人が多いからライターさんのクオリティが下がっているという面もあるとは思います。
なので、お互いほどほどに妥協点を見つけざるを得ないのが現状かと思います。
話しを戻すと、こういった状況下でクラウドソーシングで最初から高単価を狙うことは難しい状況なので、最初の応募時はそれなりの単価を提示するのが良いのではないかと思うわけです。
もっと言えば、クラウドソーシングで多額の収入を稼ぐとかはせずに、最初の在宅ワークの足がかりにするとか、継続して仕事を依頼してもらい安定収入を得る場にする、という割り切った使い方をした方が良いと思います。
やり取りの返事を速くする
ライティングというより、仕事をする上での基本の話しですが、レスポンスは速くしましょう。
レスポンスを速くすることでクライアントにとって悪い印象になることはありません。
返事が毎回1日以内に返ってくるAさんと、3日以内に返ってくれば良い方なBさんがいたとして、クライアントはどちらに仕事をお願いしたいでしょうか?
またAさんとBさんから同じタイミングで記事が納品されたとして、検品して返事をするのにクライアントはAさんBさんのどちらに優先的に返事をしようと思うでしょうか?
いつも返事に数日かかるBさんの記事の検品であれば、「毎回返事に数日待たされてるし、検品も数日待ってもらっても良いだろう」となりやすいですよね。
逆にAさんの記事の検品であれば、「毎回すぐに返事くれているし、検品もあまり待たせても悪いな」と思って急いで確認してくれる可能性も高まります。
結局、返事が速いことはご自身にとってもメリットとなるものです。
応募から採用までの間にクライアントとどの程度やり取りが発生するかはケースバイケースですが、最初の印象は大事になってきますので、やり取りが発生した場合は速やかに返事をした方がいいです。
ただし、何らかの都合で連絡が数日できない、あるいは土日は連絡できないか遅くなる、といったケースもあると思います。
その場合は事前にクライアントに一言伝えておくようにしましょう。そうすることで印象は全然違ってきます。
まとめ
今回はライティングの仕事に応募する際のポイントについて、クライアントの立場から採用されやすくなるポイントを挙げてみました。
今回の記事の内容を以下にまとめます。
- コピペの文章で応募をしない
- 応募文の自己紹介は簡潔にポイントを押さえて
- 募集文をちゃんと読んで応募文を作る
- 募集金額に幅がある場合、上限で希望を出さない
- やり取りの返事を速くする
今回の記事の大半がクライアントに送る応募文のコツについてとなりましたが、クラウドソーシングではクライアントが判断するのは応募文がほとんどです。
今回解説したような内容を抑えてクラウドソーシングで積極的に案件を探して応募してみましょう!
次回以降は案件受注後の実際の記事の書き方のポイントについて解説していく予定です。