WordPressはSEOが強い理由について現役Webマーケターが詳しく解説!

世界中で使われているWordPress(ワードプレス)はよくSEOに強いと言われます。その理由は「SEOの設定の機能がデフォルトで搭載されており、プラグインやテーマを使用して更に強化できる」からです。
実際にGoogleの開発部門責任者のMatt Cuttsさんが「WordPressはSEOに必要な手法の内、80%〜90%に対応するように作られている」と言うほど、WordPressはSEOに強いと証明されています。
今回はWordPressはSEOに強いと聞いて興味を持っておられる方に向けて、Webマーケティングの事業もおこなっている弊社が、本記事で詳しくその内容を解説していきます。
会社やお店のホームページなどを運営されている方や開設を検討されている方への参考になると思いますので、是非最後まで読んで頂ければ幸いです。
目次
SEO(エスイーオー)とは

最初に簡単にSEOとは何かについて説明します。
SEOとは「Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)」の略語で、「GoogleやYahooなど(検索エンジン)を使って検索をした時に、自分のホームページを検索結果の上位に表示されるようにする対策」のことです。
ホームページが検索結果の上位に表示されると、認知度が高まり「安定した集客」が可能になるので、会社やお店のホームページなどの開設される際には「SEO対策」をすることをお勧めします。
「SEO対策」とはどのようなことをするのか簡単に説明すると、「検索ユーザーが満足できるようなホームページに改善すること」です。
例えば、「検索数の多い特定のキーワードを調べ、自分のホームページに入れる」、または「ホームページを見やすくするために装飾や色などを設定する」などです。
上記のSEO対策を行い、満足できるようなホームページに改善することで最終的には会社やお店の売上アップにも繋がります。
ホームページを開設するだけではなかなか見てもらえませんし、自分のホームページが検索結果上位に表示されるまでには、1年近くかかったり、場合によってはSEO対策をしていなかったために検索結果に表示されないこともあります。
ですので、ホームページを開設したら少しでも早く「基本的なSEO対策の設定」だけでもしておきましょう。
では、「どのようにホームページが検索結果に表示されるのか」SEOの仕組みを簡単に説明しますね。
SEOの仕組み
SEOの仕組みは、インターネット上のページを巡回して情報を取得し(クローラー)、その情報を整理してデータベースに入り(インデキシング)、順位付け(スコアリング)をして検索結果に表示されます。
つまり、最後の順位付け(スコアリング)で自分のホームページが検索結果のどこに表示されるかが決まるということです。
無数のページがある現在、検索結果の上位に表示されることがどれだけ過酷かが分かりますね。
そして、SEO設定を強くすることの重要さがわかったと思います。
では次に、SEOに強いとされるWordPressについて詳しく見てみましょう。
WordPressがSEOに強い理由

WordPressがSEOに強い理由は主に2つあります。
- SEO対策に必要とされる機能がデフォルトで搭載されており、プラグインを使用して更に強化できるから
- レスポンシブ(スマホ対応)したテンプレートが無数にあるから
では、1つずつ見ていきましょう。
SEOの設定の機能がデフォルトで搭載されており、プラグインを使用して更に強化できるから
GoogleはSEO対策として求めていることの中に以下のような内容があります。
- 画像の圧縮をして容量削減したり、読み込むタイミングを遅らせて、ホームページの表示スピードを速くすること
- サイトマップを用意し、Googleサーチコンソールから送信すること(これによりGoogleはサイト内にどのようなページがあるのか把握する)
- インデックス登録(Google検索結果に表示されること)して欲しくないページにはnoindexタグを設定すること
- descriptionタグでそのページの説明を記載すること
WordPressの最新バージョンには、プラグインを入れなくても、
- ページの表示時に画像を遅らせて読み込むようにする機能
- 画像のアップロード時に画像サイズを圧縮する機能
- XMLサイトマップを用意してくれる機能
が搭載されています。
WordPressを使わずに、ホームページを作り上記のようなことをしようと思えば、HTMLやCSSなどのプログラミング技術がないとできませんので、これだけの機能が無料で、難しい知識がなくて使えるのはすごいことなのです。
※ただし、サイトマップや画像の読み込みに関してはWordPressのみの機能では、設定の柔軟性に欠けるなどまだ少し弱いため、現状はプラグインを利用するのがオススメです。
SEOを強化する上では以下のプラグインがオススメです。
各プラグインについては後半で解説しています。
プラグイン名 | プラグインの機能 |
---|---|
All in One SEO (旧名称:All in One SEO pack) | XMLサイトマップの用意、descriptionタグ、noindexタグの設定など Yoast SEOとのどちらかを入れておけばOK |
Yoast SEO | XMLサイトマップの用意、descriptionタグ、noindexタグの設定、パンくずリストの設定など All in One SEOとのどちらかを入れておけばOK |
Google XML Sitemaps | XMLサイトマップの用意 All in One SEOもしくはYoast SEOでXMLサイトマップ出力しているなら不要 |
Web Sub/PubSubHubbub | 記事の公開と同時に検索エンジンに通知をする |
EWWW Image Optimizer | 画像の圧縮 |
a3 Lazy Load、Lazy Load | 画像の遅延読み込み |
WP Super Cache | ページの内容をキャッシュ(すぐ読み込める形式で保存すること)する |
レスポンシブ(スマホ対応)したテンプレートが無数にあるから
GoogleはSEO対策として求めていることの1つが、
レスポンシブ対応しているサイトであること
です。
レスポンシブ対応とは何かと言うと、
パソコン以外のスマートフォンやタブレットで閲覧した際に、端末に合った見やすい表示がされるようにすること
です。
今や世の中のホームページの訪問者の多くはスマートフォンからのアクセスです。
WordPressのテンプレートは無料のものから有料のものまでたくさんある中で、ほとんどのものがレスポンシブ対応をしています。
テンプレートをダウンロードして、有効化することでレスポンシブ対応したホームページが出来上がるというわけです。
このような特徴を持つWordPressは、Googleの開発部門責任者のMatt Cuttsさんが「WordPressはSEOに必要な手法の内、80%〜90%に対応するように作られている。」と言う程です。
引用元
https://wisdommingle.com/high-performance-seo-with-wordpress/.
WordPressのSEO設定のポイント3点

WordPressのSEO設定について、以下の3点について解説します。
- プラグインを活用する
- テーマによってSEOに強い弱いはほとんどない
- SEOコンサルティング会社やホームページ制作会社に依頼してアドバイスをしてもらう
プラグインを活用する
プラグインを活用することで、本来はプラグラミングの知識が必要なSEOの設定を簡単におこなうことができます。
プラグインというのは「プログラミングの知識がなくても、ホームページに新しい機能の追加をできる」ものです。
以下におすすめのプラグインを7つ簡単に解説します。
All in One SEO(旧名称:All in One SEO pack)
初めてWordPressを使う人にお勧めしたいのがAll in One SEO(旧名称:All in One SEO pack)というプラグインです。
基本的なSEO設定ができるので、All in One SEOを追加しておくと安心です。
基本的なSEO設定としては、Googleなどの検索結果で表示されるホームページのタイトルや説明文(descriptionと呼ばれます)を設定する機能、XMLサイトマップを用意する機能などです。
設定時のページ遷移の数が少ないので早く設定ができたり、記事ごとに細かい設定ができるのもAll in One SEOの強みです。
Yoast SEO
Yoast SEOは、先程紹介したAll in One SEOと同じくらい便利なプラグインです。
基本的なSEO設定など、できることが似ているのでどちらかを追加していれば大丈夫です。
All in One SEOにはない機能として、「パンくずリストの設置」の設定ができる点が挙げられます。
パンくずとは以下のようなホームページ内の階層を指すもののことです。
パンくずは以下のようにGoogleの検索結果にも表示され、サイト閲覧者からすると「今見ているページがサイト内のどの階層にあたるのか」を把握できるというメリットがあります、
All in One SEO、Yoast SEOのどちらを使うかは設定画面の見やすさなどの好みで決めれば大丈夫です。
Google XML Sitemaps
Google XML SitemapsはXMLサイトマップを用意してくれるプラグインです。
All in One SEOとYoast SEOにもGoogle XML Sitemapsと同じ機能がありますので、それらのプラグインでXMLサイトマップを有効にするのであれば、Google XML Sitemapsは追加する必要はありません。
All in One SEOもしくはYoast SEOを利用してはいるが、それらのプラグインではXMLサイトマップ機能を有効にしておらず、XMLサイトマップはGoogle XML Sitemapsを使用して表示している、というサイトもしばしば見かけます。
XMLサイトマップの表示にどのプラグインを使うかも、設定画面の好みなどで選べば大丈夫です、
Web Sub/PubSubHubbub
印象的な名前ですが、読み方はそのまま「ウェブサブ/パブサブハブバブ」です。
Web Sub/PubSubHubbubは記事の公開と同時に検索エンジンに通知をし、より早く検索結果に表示することができます。
クローラーが巡回する時間は決まっていませんので、少しでも早く検索結果に表示させるためにWeb Sub/PubSubHubbubを使うことは、SEO設定のコツと言えます。
以下の記事で解説している、Googleサーチコンソールから手動で「グーグル検索エンジンにクロールをリクエスト」するのと同様の効果があると言われています。
ページの更新頻度が多い場合はその都度サーチコンソールからリクエストするのは非常に手間なのですが、このプラグインを使うことでその作業を自動化してくれるというわけです。
EWWW Image Optimizer
画像の圧縮をおこなってくれるプラグイン、EWWW Image Optimizerについては以下の記事で詳しく解説しています。
a3 Lazy Load、Lazy Loader
a3 Lazy Load、Lazy Loaderはともに画像遅延読み込み機能を付与してくるプラグインです。
両方入れるのではなく、どちらか片方を入れて設定しておけば大丈夫です。
WP Super Cache
キャッシュ機能を付与してくるプラグイン、WP Super Cacheについては以下の記事で詳しく解説しています。
どのプラグインを入れればいいのか迷う場合
上記のプラグインをインストールし、設定を少し行えば、基本的なSEO設定もでき、ホームページの表示速度も上がるため、技術的なSEO対策は十分です。
しかし、色々と難しそうな単語などが出てきてよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。
どのプラグインを利用したら良いのかわからない、あるいはインストールしてみたが設定画面がよくわからない単語ばかりで難しいと感じるなどの場合は、今回紹介した全てを入れるのではなく、「All in One SEO」と「Web Sub/PubSubHubbub」だけ入れておくことをお勧めします。
プラグインはプラグラミングの知識なしで様々な機能をサイトに追加することができるのですが、色々なものを入れると、プラグイン内のプログラムが競合して不具合が生じたり、読み込みに時間がかかったり、最悪の場合はホームページが開かなくなってしまうこともあります。
こうなると、SEO対策をするつもりが逆効果で、本末転倒になってしまいますのでご注意ください。
弊社では過去にWordPressのサイトを運営している方から、サイトの表示が遅くなってきたので見て欲しいと言われ、中身を見させて頂くとプラグインを20個以上も入れている状態でした。(中には聞いたことのないようなプラグインもいくつかありました・・・)
依頼して頂いた方自身も、他の人にやってもらったので、各プラグインが何をやっているのかわかっていない・・・という状態でした。
プラグインは精査して入れるようにしましょう。
テーマによってSEOに強い弱いはほとんどない
続いてテーマの選び方ですが、SEOの観点からはテーマを選ぶポイントは以下の2つだけです。
- レスポンシブ対応であること
- ページ表示速度が遅くないこと
レスポンシブ対応はほとんどのテーマが対応していますし、ページの表示速度も表示までの時間がストレスに感じるほど遅いというようなものでなければ問題ありません。
よほど昔に作られて、そのまま更新されていないようなテーマでなければ、これらの点は問題にならないでしょう。
また、他に以下のような内容をアピールしているテーマもあります。
- All in One SEOのようなプラグインなしで、descriptionなどのSEO対策ができる
- HTMLタグの書き方をSEOを考慮して最適化している
しかしながら、テーマ選びにおいて、現状上記の点はあまり重要ではありません。これらの点が優れているに越したことはありませんが、そこに目移りし、テーマの選択肢が狭まる方がデメリットが大きいと考えます。
テーマ選びは見た目のデザインや搭載されている他の機能、予算と照らし合わせた販売価格などの方が重要です。
簡単に理由を解説します。
All in One SEOのようなプラグインなしで、descriptionなどのSEO対策ができる
弊社としてはdescriptionの設定などは、All in One SEOなどのプラグインを使えば設定可能なので、テーマの機能として搭載されていないのならプラグインを使えば良いという意見です。
All in One SEOのようなプラグインを使うとサイトが重くなるから、テーマにこれらの機能が内蔵されているのはポイントが高いという考えの方もいらっしゃると思います。
確かにAll in One SEOなどのプラグインはサイトの表示速度が若干低下する面は否めません。しかし、著しく表示速度が低下するといったレベルではないため、それによりSEOの評価が大きく下がることはほとんどありません。
むしろ、表示速度を上げたいのであればAll in One SEOなどを使用しているか否かより、前述した画像圧縮や画像遅延読み込みなどをおこなうようにしたり、キャッシュを使うようにしたり、レンタルサーバーをそれなりにスペックのあるものを使用するようにした方が効果は遥かに高いです。
HTML構文の書き方をSEOを考慮して最適化している
WebサイトはHTMLというプログラミング言語で書かれており、プログラミング言語には書き方(文法)というものが存在します。
例えるなら、日本語や英語に各言語ごとに文法があるのと同じような感じです。
そのHTMLの文法を間違いがないように正確に書いているということなのですが、文法の正確性はSEOには現状ほとんど影響がなくなっています。それよりもコンテンツの内容が重視されます。
現実世界に例えるなら、多少カタコトの日本語を喋る人なのか、ネイティブの日本語を喋る人なのかは評価点としていない、実際の仕事ぶりで評価するよ、みたいなイメージです。
というわけで、HTML構文をSEOに最適化しているかどうかは気にしなくて良いと言えます。
SEOコンサルティング会社やホームページ制作会社に依頼してアドバイスをしてもらう
SEOコンサルティング会社やホームページ制作会社に依頼することで、以下のようなことをおこなってもらえます。
- 作りたいホームページに合ったWordPressのテーマの提案、あるいはカスタマイズしての独自テーマの作成
- WordPressのインストール、設定などの代行
- 本記事で挙げたようなSEO対策のプラグインの導入、設定
- GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスの導入、設定
- キーワード選定やページの作成などのアドバイス
- WordPressの使い方でわからないことが出た際のサポート
依頼する内容にもよりますが、一般的に最低でも5万円程度はかかるので安いとは言えませんが、知識がなくて悩んで時間をかけるよりは、費用を払って専門家に任せるのも良いでしょう。
今サイトに求められるのは「訪問者の満足度」

今はホームページのSEO対策としては、技術的なことを色々とやるよりも、訪問者の満足度を上げることの方が重要になっていると言われています。その点について解説します。
昔と今の求められるサイトの違い
昔と今でホームページに求められることの大きな違いは、訪問者視点でサイトを作ることが求められるようになったという点です。
昔は、Googleの検索エンジンの穴をついて、技術的なSEO対策をしていれば、質の低いサイトでも検索結果の上位に表示できていました。
例えば以下のような内容です。SEOに関して調べたことがある方の中にはもしかしたら聞いたことのある内容もあるのではないでしょうか?
- 内部リンクをとにかくたくさん貼る
- 狙いたいキーワードを文章が多少変になっても良いから、本文中にとにかくたくさん盛り込む
- ページ内の文字数をとにかく多くする
- サイトのページ数をとにかく多くする
しかし今は、Googleの検索エンジンのレベルが上がり、上記のような技術的なSEO対策ばかりしていても、それだけでは検索結果の上位に表示されにくくなってしまいました。
(ただし、上記のような技術的な対策が全く意味がないというわけではありません。当然ながら狙いたいキーワードがページ内に出てこないと、そのキーワードの検索結果には出ませんし、ページ数で言えば記事が5つしかないブログと50個記事があるブログでは、質が同程度なら50個記事のあるブログの方が評価されるのが普通でしょう。)
今、サイトで検索結果上位になるために必要なこと2点
訪問者の満足度を上げるためにするためにやることとして、以下の2点を解説します。
- 訪問者が求めている情報にアクセスしやすくすること
- 訪問者を惹きつけるコンテンツにすること
具体的に解説していきます。
訪問者が求めている情報にアクセスしやすくすること
訪問者が知りたいことや求めていることを、素早くわかりやすく伝わるようにしましょう。
例えば、クリニックのホームページであれば、以下のようなケースが考えられます。
- 予約を取ったり、キャンセルしたりするのを電話でしか受け付けていないのであれば、電話番号をヘッダー部に出しておき、電話番号をクリックするとそのまま電話がかけられるようにする
- 美容のクリニックであれば、料金がどれくらいかかるかや、どのような施術メニューがあるのか気になる方が多いというケースが多いのであれば、料金情報についてのページやメニュー一覧のページを用意し、それらをヘッダーのメニューに追加して訪問者が見つけやすくする(美容のクリニックは保険診療でないものも多いため、料金や施術のメニューがクリニックによって違うことも多いのでその辺のアピールポイントを高めていくのは効果的です)
- 歯医者で痛みが急にひどくなったので、今日見て欲しいが何時まで診療をおこなっているのか知りたい、という患者さんが多いのであれば、全てのページに(ヘッダー部に)診療時間を表示するのが良いでしょう
ちなみに訪問者がどういう情報を求めて自分のホームページに来ているのかは、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスのデータから解析することができます。
こういった点は実際に来院された患者さんの声も聞きながら取り入れていけば、次同じような目にあった患者さんはストレスなく知りたい情報に辿り着けるようになり、その結果クリニックに訪問してもらいやすくなるようになるでしょう。
そう言った中でSEOの効果も上がってくるわけです。
訪問者を惹きつけるコンテンツにすること
基本的なことですが、ホームページのデザインや画像などをイメージに合ったものにしましょう。
クリニックであれば清潔感をしっかりと感じられるようなデザインや画像を取り入れるなどです。
例えば、ベンチャーのIT企業のホームページのデザインが10年前のホームページのようなデザインで、レスポンシブ対応もしていないのでは訪問者に良い印象は与えられないでしょう。
初めて訪問して来る人にまず興味を持ってもらわないと始まりません。
ホームページを開いて、一目見て興味が持てないと思えば、すぐにページを離れて他のサイトに行ってしまいます。
まずは最低限のデザイン、そしてバナー画像を的確なものにしてサイトの第一印象を上げましょう。
バナー画像は予算がない場合はフリー素材でも最近は良いものもありますが、3,000円~5,000円ほど払えばより見栄えの良い画像が手に入ることも多いです。予算に余裕があれば、有料画像の購入も検討されてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ホームページの最初の開いた1ページしか見られずに別のサイトに行かれることを直帰といい、アクセス全体に占める直帰の割合のことを直帰率と言います。
その直帰率が低い方がSEOとしても評価されやすいと言われています。
例えばAmazonや楽天などの通販サイトでは、商品ページの下に「こちらの商品もおすすめ」のようなコーナーを設けて、関連する商品をいくつか出していたりします。
これはお客さんに他の商品も一緒に買ってもらう可能性を上げるためでもありますが、SEO的には他の商品ページも見てもらえるので(=サイトの閲覧時間が伸びたり、直帰率低下に繋がる)評価が上がるというわけです。
また、ホームページの表示速度が遅いと、訪問者にとってはストレスに感じるため、直帰率は高くなりやすいです。
表示速度を上げるために、画像を掲載する際には、画像の圧縮や遅延読み込みをプラグインを利用しておこなうようにしましょう。
以下の記事も参考にして頂ければと思います。
訪問者の満足度をクローラはどうやって測っているのか?
訪問者の満足度が重要とお伝えしましたが、機械であるGoogleのクローラーは訪問者の満足度をどうやって測っているのでしょうか?
クローラーのアルゴリズムは公開されておらず、答えはGoogleの中の人のみぞ知ることで、正確にはわかりませんが、ある程度は推測することができます。
Googleは様々な手段(Googleアナリティクスのデータ、Google Chromeから取得したデータ、他にはAndroidでもアクセス情報などを収集していると思われます)で以下のようなホームページ閲覧者の様々な情報を取得しています。
- ホームページを見られた回数、見に来た人数
- ページを見ていた時間(滞在時間)
- そのホームページを離れるまでに何ページほど見たのか
- どこからそのページを見に来たのか(SNS?他のホームページからのリンク ?Google検索?など)
他にもスマートフォンの位置情報のデータなども取得してますので、こういった情報を元に、そのホームページの訪問者の満足度を様々な観点から総合的に評価し、検索順位に反映していると推測されます。
例えば以下の状況の2つのサイトがあったとしましょう。
- 訪問者のほとんどが5秒以下しかページを見ずに離れてしまっているサイト
- 訪問者のほとんどが20秒以上滞在していて複数のページを見ているサイト
極端な例になりますが、この2つのサイトだと、後者の方が満足度が高いと評価される、といった形です。
基本的なSEO設定をしたら、ホームページの内容を充実させることに時間をかけよう
結局のところ、SEO対策というと現状技術的にできることというのは限られています。マル秘テクニックのようなものはなく、WordPressの場合はプラグインをいくつか入れて設定するくらいしかありません。
ホームページの内容の評価の方がSEOとしての評価のウエイトは大きいのです。
基本的なSEO設定をしたら、Googleアナリティクスやサーチコンソール で訪問者の傾向を分析して、ページの文章や画像などのコンテンツのクオリティを上げたり、必要そうな内容を含めた追加ページを作成していくのが効果的です。
また、お店や会社の場合、あくまでホームページは1つのツールであるはずなので、ホームページの他に、本来の営業活動などの業務に労力をかけた方が売上アップにつながることも多いです。
まとめ

WordPress(ワードプレス)はSEOが強い理由についてご紹介しました。
まとめます。
- SEOとは「Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)」の略語で、「GoogleやYahooなど(検索エンジン)を使って検索をした時に、自分のホームページを検索結果の上位に表示されるようにする対策」のこと。
- WordPressがSEOに強い理由は「SEOに必要な設定が簡単に設定できる」「レスポンシブ対応しているテーマが無数にある」から
- WordPressのSEO設定のコツは「プラグインを活用する」こと
- 技術的なSEO対策の重要性は昔より下がってきており、今サイト作成にもっとも求められるのは訪問者の満足度。基本的なSEO設定をしたら、ホームページの内容を訪問者の求めている内容にしていくことに時間をかけましょう。
今回は技術的な解説は避けた記事になっていますが、今後エンジニアやコーダーの方に向けて、HTMLタグなど技術的な内容を含めたSEOについての記事も掲載する予定ですので、楽しみにしていてください。
今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!